ソフトウェア開発の見積もり。

最近、具合の「塩梅」を「案配」と書いてるのをよく見かける。。
あんばいと言えば「塩梅」だと思ってたのですが、いろいろ流派があったりする?(^^;




さて、ソフトウェア開発の見積りしてるのですが、よくあるケースで工数(作業時間)
に入りきらない要件を詰め込んでしまいます。何で叩き売りしちゃうんでしょ?
どーせ、残業続きになって、それで納期に間に合わないとか予算オーバーとかしちゃ
うのに。。。


ハンバーガーとかの激安競争のようですが、たぶん同じ要因です。


ソフトウェアって形のないものなので、無料とかそれに近い安価に見られるんですね。
逆に形のあるハードウェアなんかはちゃんとお金が出やすかったりします。
でも、実際はハードウェアよりソフトウェアの方がお金かかるものです。


なぜって?
それはハードウェアは機械でも作られるのですが、ソフトウェアはほぼ全て人が作ら
ないといけないからです。そう、人件費がかかるんです。


ここら辺の原価(コスト)がお客さんに見えにくいので、価格競争のような状態になる
のだと思います。でも、安くソフトウェアを提供して、お客さんに喜んでもらえれば、
それでいいかもしれないのですが、そのために予算オーバーや、開発者の作業時間超
過のような身を削るのも間違っていますよね。


過酷な業務状態で、本当にお客さんに満足してもらえるいいソフトが作られるかとい
うと、それも難しいことだと思うので、安くてもダメソフトだと、誰も幸せになれな
くなってしまいます。。。


プロジェクトマネジメント関連の話題はたくさんありますが、ほとんどは開発者向け
のものばかりです。上記のような認識を改めてもらうためにも、お客さん側への啓蒙
が必要ではないでしょうか?


開発者とお客さんの関係そのものを見直していくという視点で、XPを活用したいと思
っています。